建築家をめざして

建築家として独立を目指す。建築について興味ある内容、一級建築士(初年度合格)の勉強方法等を綴ります。

本試験。最後の手段!いざとなったらの時短方法

本試験。緊張、焦り、難しい問題等のいろいろな要素で時間はどんどん過ぎていきます。

そんなときは、割り切って重要なポイントを取捨選択して時間短縮できるように調整しましょう。

特に製図簡略化による時短は効果的です。


見た目の印象、完成度には関係しますが、

製図が途中になってしまっていても受かっている人はたくさんいるので、もし本試験で製図時間が足りなそう!となった人は、

以下の点で時短を測ってみてください。

 

①窓の簡略化。窓は一本線とチョンチョンで良い。


□ーIーIーIー□


これでいいです。


②ドアも円弧書く必要ない。


□=== I    =□

 

基本これでいいです。
ただ、避難階段は避難方向があるので

円弧を書いた方が良いですね。

 

③ハッチングなんて必要ない

デッキでもタイルでも点数に関係ないですよね。


④植栽は書き込まない

テンプレートの丸でOK

よく丁寧に書く人いますが点数に関係ないです。

植栽帯って書いておけばOK


⑤添景は求められていた場合のみでOK

20座席確保すること。等、課題分に書かれてるところのみ書きましょう。


⑥最低限。問題文に書いていることだけを書く

要求諸室 必ず書く!

指定寸法等・駐車台数・席数など ある場合は忘れずに!

 


近年では、課題分に〇〇に配慮すること等ある場合は、図中にも注意書きをすることで加点がもらえるようです。


まずは、必要最低限のレベルで課題に対して回答を作成し、時計と相談しながら書き込み量を上げていくことが安全かつミスの少ない方法だと思います。

 

⑦迷った時は難しく考えないで、よりシンプルに考える。

これは製図の時短だけではなく、エスキスの時短、記述等全てにおいて通じます。

エスキスで悩んだり、製図の細かいところでどうしようかと悩む時があると思います。

そんな時はよりシンプルに一般的な普通な方を選びましょう。

普通の建物なら、エレベーターと階段は近いなとか、いつも使う建物はこんな配置していないな等自分の日常・経験の中にもヒントは転がっています。

 

残りあと少し!

皆さんが100%の実力を発揮し

合格をつかむことを願っています。

 


SU

残り数日の過ごし方

皆さま残り数日

ラストスパートですね。


今日は残り数日の過ごし方

私の経験を元に振り返ってみます。

少しでもなにかの参考になれば幸いです。


私のラスト一週間

月曜 会社 エスキス&記述 空き時間:過去の回答の分析

火曜 会社 エスキス&記述    空き時間:過去の回答の分析

水曜 有給 直前講習 復習

木曜 有給 エスキス記述確認からの6.5

金曜 有給 エスキス記述確認からの6.5

土曜    総復習

日曜    本試験

 


自分ルール

・必ず朝方生活とする

・朝ごはん食べる

・夜早く寝る

・本試験と同じ11時30分から模擬練習やる

・土曜日は7時ごろには家に帰り風呂に入って12時前には寝る

 

反省としては

私は製図をやりすぎたと思います。

ここまでくると製図がいきなり早くなるわけでもなく、いつも同じ様に書けるとは分かったし、また、いつもミスする点もわかっていました。


製図を無理してやるよりも、

本番どうやったらいつもどおりにできるか?

どうやったらいつもやってしまうミスを減らせるか?

と、自分を見つめ直すことが重要だと今では思います。

私はこの時ダブルチェック方法を生み出しました。

(三箇条の②参照)


私の持論では

エスキス案>製図力(綺麗、丁寧)ですので


製図力もちろん重要ですが、ある程度戦えるレベルで良い。

前にも話しましたが、製図が綺麗で受かるなら二年目三年目の人から受かります。

エスキスがよく、記述と整合がとれてないと受からないから本試験は難しいし、一年目の人が戦えるんです。

 


本試験前にやってよかったこと

エスキス記述A4確認ファイルの作成です。

 

①今までの回答プランは学校のと自分のもう一度全て見直す

学校の全ての課題の回答プランに色を塗り分け、どのような要求書室の関係か?

道がこっちなら、駐車場はこっち、ならばエントランスはここで、大事な部屋はこっちか。。。

と、敷地条件等からの建物構成の組み立て

を繰り返し学ぶ

皆さんやっていると思いますが

通しで今の段階で再度見たら気付くことあると思います。

やっていない場合は必ずやってください。

 


②記述の見直し

全ての課題を見直すと、

似たような設問がかなりあります。

なので、これが来たらこう書くと、ノートにqa表を作り、空き時間に確認し続ける。

これが私の記述の勉強方法でした。

 

私は空調方式、構造形式等はどう質問が来ても答えられるように、一番いい文章をあらかじめ作っておきました。

 

私は、確認ファイルとして

A4でクリアファイルを縦開きにして

上ポケット:①縮小した図面

下ポケット:②図面に対応した記述回答

としてまとめ、常に持ち歩いていました。

 

この勉強方法の良い点は

・最後の数日の学校の行き帰り等の空き時間に確認ができる。

・本試験の当日、最後の数分に確認したらいい資料ができている。

という点です。

 

本試験の日は製図代の準備等で忙しく、対して確認ができません。

 

そんな時に、学校のa2の回答や記述をバラバラ確認していたら、何も確認できません。

私は最後はA4確認ファイルだけを見て最後の確認ができました。

トップアスリートは、本番に最高のパフォーマンスができるように、ピークを調整します。数日前の生活&練習の全ては、本番に100%の力を発揮できるために捧げています。

 

皆さんも本試験当日までを見据えた

今できる最高の準備を行ってください。

 

SU

 

合格へラストスパート!!最後に重要な三か条 ③

今からでも間に合う!合格を手繰り寄せる三か条

 その1.恐るな!正解はひとつじゃない!

 その2.慣れるな!ミスを減らそう!

 その3.落ち着こう!難しい時はみんな難しい! 

今日はラストその3です。

 

 

その3:落ち着こう!難しい時はみんな難しい!

最後は少しメンタル的な話です。

本試験で起こりうる状況を私の体験談をもとに想定していただければと思います。

 

本試験中。

様々な場面で難しいと思うと思います。

 

読み込みの時、、、いつもと違う。模擬試験とは異なる問い・要求条件。

エスキスの時、、、なんかうまくはまらない。。。他にも案があるのでは。。。

 

AかBどっちにしよう。。。焦り、いつも通りにいかない、、、

 

僕は絶対に一発合格!と自分を追い込んだためか、

どこかそわそわしながら難しいな。。。と唸りながら受験していました。

 

でも、みなさんはそんな時このことを思い出してください。

『あなたが難しいと思っているということは、みんなも同じく難しいということです。』

自分だけ難しいわけではないんだ!と言い聞かせてもやもやを振り切ってください。

時計は止まらないので進むしかないんです。

周りの人も同じように苦しんでいます。

 

そもそも製図本試験は本当に難しいです。

製図試験は3人に1人しか受からない試験です。

さらに、学科試験を突破したやる気のある人たちの中での1/3の席を勝ち取らないといけません。

学科試験のように記念受験の人はいないのです。

真剣な受験生をふるい落とす試験が簡単なワケがないんです。

 

試験後や模擬試験後、

楽勝だった!時間内に完璧にかけた!と言う人はよくいます。

 

ただ、そんな人は大抵落ちてます。

簡単だと感じる人は、問題の重要ポイントを読み飛ばしてるから簡単に感じるのです。

私の周りでも、できた!と言って不合格の人をかなり見てきました。 

 

本試験は難しい。

難しい問題を6.5時間かけて、ちゃんと読んでちゃんと書く

簡単なわけがありません。

今までの全てを絞り出して合格を掴み取ってください。

 

 

 

本番ではさらに緊張がのしかかります。

一年に一回の試験。必ず一発合格目指していた私は、ど緊張しました。笑

 

緊張すると何が起きるか。。。

特にスケジュールが狂います。

各セクションで少しずつ時間がかかりました。

終盤で時間を取り戻すのに苦労しました。

 

私はエスキス後にリセットのために、トイレに行きました。

これは自分としては前から行こうと決めておりました。

 

トイレでこの後のスケジュール確認と気持ちのリセットを行い、

それからの記述と製図は無心で製図マシーンになりました。笑

 

無心で描く。製図の段階では無駄な検討はしない。

エスキスを忠実に搔き切るよう心がけスピード重視で進めました。

 

本試験は難しい。

全て完璧で合格できる人は少ないです。

合格者のほとんどは、みんなどこかに不安がありながら、精一杯頑張り、時間切れで終わる人がほとんどです。

 

皆さんも本試験では、

簡単だなぁと思う時は、より気を引き締めて見落としがないか注意深く確認を行い

難しいと思う時は、自分は間違っていない、みんな難しいんだと思って

一歩一歩丁寧に進んでください。

 

なんだか精神論であまりまとまっていませんが、その3でした。

 

 

SU

 

 

合格へラストスパート!!最後に重要な三か条 ②

今からでも間に合う!合格を手繰り寄せる三か条

 その1.恐るな!正解はひとつじゃない!

 その2.慣れるな!ミスを減らそう!

 その3.落ち着こう!難しい時はみんな難しい

 

今日はその2です。

 

その2:ミスを減らそう!課題になれるな!

何を今更当然だろ。と思っているあなた。

そんな方こそもう一度思い直して欲しいです。

皆さん資格学校ですでに大量の問題を解いてきたと思います。

それなりに自信を持って残りの一週間に向かっていると思います。

 

前回の投稿にも通じるところがありますが、

本試験と資格学校の課題は違うということです。

資格学校は課題が出て対策を行います。

徐々に今年の傾向に合わせて作り込まれていきます。SやNなど各学校によって作りかたにも違いがあります。

それに対して、本試験課題はじっくりと時間をかけ作成しています。

各学院の課題も見つつ最終的な課題が決定されます。

 

本試験当日、問題を表にした時、ぱっと見はいつもの問題・答案用紙と同じに見えますが細かいところがかなり違います!

 

その1つ1つを見落とさない正確な人が合格に近づきます。

落ち着いて、いつもよりもじっくり問題を読んでください。

 

例えば、、、

1.面積の取り方

私の時はEVホールを除くこと。とありました。

私は間違えたと思います。

 

2.解答用紙の配置

本番では、答案用紙に敷地境界、各階平面図の位置が指定されておりました。

いつもと違うレイアウトでやりにくかったことを覚えています。

 

3.要求書室の名称

名称が違ったりすると、ついついいつもの課題の名称を書いてしまうことがあります。

 

いつもの課題をたくさんやっている人こそ

癖でいつもの課題のやり方で取り組んでしまうことがあるのです。

本試験は本試験、初回のつもりで全てリセットし

丁寧に取り組むことが重要です。

 

一番大事なのは正しいエスキスを実行することです。

正確に要求を理解してエスキスに向かう!

そこを最重要視してください。

 

そのためには、最も重要なのは

課題文の読み込みです。

 

一年に一回しかない大切な試験だからこそ

読み込みの時間をかけてください。

本試験では浮き足立ちます。

慌てて先に進むよりも、結果的に手戻りが少なくなります。

そういうスケジュールをくみたててください。

 

 

 

私は常に以下のように解くようにしていました。

全6.5H

30分:読み込み←一般より多い

2時間:エスキス

1時間:記述

2時間50分:製図

10分:チェック

 

ただ本試験では以下のようになってしまいました。

やはり本番は思うようにはいきません。

 

35分      慎重に読み込んだ

2時間10分  エスキス時間かかった

45分    急いで書いた

2時間50分  最後少し終わらない

10分    チェックしながら追記追記。

 

製図の時間が足りなくなるのでは…?

必ず取り戻せます。

また、間違えた図面を書き切る。よりも

終わってなくても課題に対して正しいエスキスが受かります。

 

多くの受験生は

早く早く製図!製図

と言う人がほとんどです。

  

資格教室には、

2時間でちょっとで製図始める人もいたと思います。

確かに早くて綺麗な図面でしたが

その図面はエスキスが足りなく、プランが微妙な点も多々ありました。

 

でもそれは、本質ではありません

製図速記試験ではないのです。

じっくり練りこまれた間違いのない計画案が受かります。

 

最後に私が心がけた確実に忘れないチェックリスト法

をお伝えします。

 

今からでも使えます。

ただ単に、

問題を読み込む際、とても重要な点・いつもと違う点などなどを

エスキス用紙の右上に四角二つとともに書きます。

それをエスキス終わりと最終チェック時点でダブルチェックするだけです。

どうしても問題用紙だけでのチェックだと見落としが発生します。

 

・ダブルチェック法

例えば

□□ a室からb室へ行けること

□□ 〇〇室…公園側へのアクセスに配慮

等のエスキスの肝になる点を書き出します

 

また、私はいつも忘れてしまう点も書いていました。

□□ ps

□□ 多目的トイレ

 

読み込みに時間をかけ、ダブルチェックを行うことにより限りなくミスを減らせると思います。

 

なんどでも言います

一番大事なことはミスを減らすこと!!

 

一年に一回の大切な試験だからこそ、

ケアレスミスで自滅してしまうなんて悲しくありませんか?

 

これから一週間は課題を説くことも重要ですが

今までの全ての努力が、全て使い切れる準備をこころがけてください。

 

SU

合格へラストスパート!!最後に重要な三か条 ①

 どうもお久しぶりです。

ずいぶん期間が空いてしまいました。。。

最終投稿から2年半。。。

私はアトリエ設計事務所に転職し忙殺され滞ってておりました。反省。

さて夏も過ぎ、一級建築士製図の時期だなあと思い。

今からでも間に合う!合格を手繰り寄せる三箇条をお伝えしたいと思います。

今からでも間に合う!合格を手繰り寄せる三か条

 その1.恐るな!正解はひとつじゃない!

 その2.慣れるな!ミスを減らそう!

 その3.落ち着こう!難しい時はみんな難しい

 

今日は、その1をお伝えしたいと思います。

その1.恐るな!正解はひとつじゃない!勉強時間の確保 

私がこのポイントに気付いたのは、合格した後でした。

私は製図一発合格の後、友人・後輩の相談で三、四年分の問題に触れています。

 

そこで感じた本試験と製図学校の大きな考え方のズレとは、、、

『資格学院での指導方法は毎回1つの課題に対して1つの解答での勉強・解説をするため、どうしても正解への道は一本道のような教育を受けさせられる。』ということです。

 

私の実際の印象では、本試験では必ず2または3パターンどれも一長一短のエスキス案が完成します。

私は本番この選択肢を選ぶのにかなりの時間を費やしました。

結果としてはどちらでも正しい合格への道はあったと思います。

 

つまり本試験の本質は

・課題要求対してどう答えたか→プラン配置・図面表現

・その設計意図→記述分・図面注記

この2つの要素のつじつまがあっていれば必ず合格できます。

手書きフリーハンドでも、

製図が下手でも、

製図が完全に終わっていなくても、

合格できます。そういう人々を見てきました。

 

ネットが普及し、

・ミニコマエスキス方

・4x6グリット法

・2.5時間製図法

色々な胡散臭い方法論等が存在しています。

2年目3年目の人々は情報調査時間が多いためか、

これらの無駄な情報に翻弄され、本当に本試験に重要な本質に気づいていない人が多々見受けられます。

 

これらは全部ただのプロセスであって

これを極めたところで合格の助けになれど絶対に受かりません。

 

また掲示板サイトには、試験後に

・〇〇やったら一発アウト説

・エントランス右はアウト

・ワンスパンなんちゃらプランはアウト

…etc

アマタの情報が溢れかえります。笑

これは毎年の恒例イベントなので、楽しんでみてもいいかもしれません。

もう一度、私が強く言いたいのは

『図面と記述が一致していること。それが問題に正しく答えていること』です。 

つまり試験問題は曖昧なニュアンスがとても多いのです。

 

例1:『エントランスを右に置け』

 →これならば簡単ですがこのようには聞いてくれません。

      『エントランスは人通りに配慮しなさい』

 →本試験はこのように聞いてきます。

  この場合、どこを人通りと取るか???

  商店街?道路?

  敷地2面に絞れたが、どちらか迷うことがあると思います。

 

  正解は、

  自分が問題を読み込み

  この面が人通りが多いため、ここにエントランスを配置した。

  で絶対に大丈夫です。

  また、エスキスがてきした面にどうしても来ない場合は

  サブエントランスを作ったって減点にはなったとて絶対に間違いとは言い切れません。

 

例2 :『エントランスホールの採光に配慮しなさい』

 →直射日光だと南面に配置しないと??

 

  実は、私は本試験で引っかかりました。

  採光についてはイコール直射日光ではありません。

  なので、必ず南面配置でなくてもよく、

  間接光で北側トップライト、ハイサイドライトという設計は、この問いに正しく答えています。

 

このようなどちらとも取れる要求諸室が複雑に絡み合い

2、3パターンのエスキスプランが生まれ、受験者を惑わせます。

 

その時忘れてはいけないのは、

これらの問いに対して、どちらかが必ず間違いというわけではないということです。

 

資格学院での問題・解答は本試験ほど質が高くないため、

割と一本道のエスキスで解けてしまいます。

そのため本番で戸惑うのです。

 

エスキスで迷った時はとにかく落ち着いて、

自分が普段よく使う、マンション、オフィス、学校等がどのような構成になっているか思い出して下さい

街にはたくさんの建物があります。

建物の正解が1つだけなんてことあり得ません。

そんな課題を出したら出した方が笑われてしまいます。

 

今からでも間に合う!合格を手繰り寄せる三箇条のその1でした。

一級建築士は一年でとるべき ②

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こんにちは。SUです。

 

予備校か独学か、いずれにせよ本人の努力が必要です。

今日は、その中で私が思う効率よく勉強できる方法を書いていこうと思います。

優先度高いものから書いていきます。

 

01.勉強時間の確保

はっきり言ってこれが一番重要です。

一級建築士試験は受験のルールが変わりました。

大学院卒の人も最低2年の実務経験を踏んでからの受験になりました。(インターン等で一年で受けれる人もますが、、)

つまり、これから受ける全ての人は働きながら試験勉強をするわけです。

建築業界は残業が多い人、休日も働く人が多いと思います。

私も組織設計勤め3年目で初受験でしたが、残業が多く終電間際に帰ることも多かったです。

 

勉強時間を今ある生活の中から作り出す必要があります。 

これが、私が一級建築士は一年でとるべきと言っている1番の理由です。

 

前回の金銭面も重要ですが、

体に負担が非常にかかること、いろいろなことを犠牲にしなければいけないこと、これは体力的にも精神的にも非常にストレスとなります。

 

時間を作るコツとしましては、日頃から信頼できる上司などに一年でとるので今年は仕事に関して少し調整をお願いします。と交渉するといいです。

若ければ若いほどこの手は使えるのではと思います。

 会社に悪いなどと後ろめたいことは考えず、一級建築士が増えるのは会社としても実績として嬉しいのです。

また、一年でとる。と周りに言いつづけることで自分にも気合を入れることができます。

 

もちろん、体制を整えると同時に、やるからには本気で取り組む必要があります。

私は、一年でとるつもりで平日は仕事終わりの12時過ぎから3時まで。また、通勤時間や昼休みも全て使いました。

オススメはアプリで一級建築士の過去問を解けるものがあるのでそれを電車の中でよくやっていました。

 

 

02.勉強の習慣化・スケジュール調整

学科は予備校の授業スケジュールでは、

11月終わりから7月終わりの本試験までの8ヶ月(240日)です。

限られた時間のなかで効率よく時期に合わせた勉強が重要です。

 

 

なるべく早い段階で習慣化する。

予備校では合格者の平均勉強時間は約1000~1500時間

週に授業以外で15時間

1日あたり2時間と言われています。

予備校のいう時間が全てではないですが、

限られた期間です。通勤・昼休みを活用して効率良く勉強しましょう。

 

予備校に行く人は土曜日に授業があるなら土曜授業に行くことを強くお勧めします!

その理由は以下です。

 

<1週間のスケジュール例>

平日:予習+過去問

土曜日:授業+授業の復習

日曜日:前日の復習+関連する過去問

 

このサイクルの場合、日曜日に復習は終わり、平日は新しい予習を行うことができます。これに慣れれば、他の予備校生に対して1週間先に進んでいることになります。

 

土曜のさらなるメリットは、最後の1週間に現れます!!

受験生の予備校のほとんどは、日曜日授業ですので、多くの受験生より最後授業からの1日が多いのです。

最後は大体模試を行います。

大半が模試をやってるその時には自分は復習を終え、最後の追い込みに先に取り組むことが可能です。

最後の最後で周りより1日多いと感じることは心のゆとりを持つことができます。

 

今回は学科に向けた受験の心得について綴りました。

次回は、8ヶ月という期間を初期・中期・直前期に分けて

勉強法等アドバイスできればと思います。

 

SU

 

 

一級建築士は一年でとるべき理由①

f:id:su-arch:20170330015812j:plainこんにちは。SUです。

後輩に、一級建築士について相談を受けたため、ここにも自分の思うことを記録しようと思います。

 

まず大前提として、

一級建築士試験は、頭のいい人が受かる試験ではなく、コツコツ真面目に取り組むことができる人が受かる試験だと僕は考えています。

 

一級建築士試験は、制度変更後全ての人が2年の実務経験を必要(1年免除はあり)とします。つまり、社会人となってから仕事をしながら受験することになります。

業務と勉強の両立は体にも精神にも負担となります。

私のスタンスとしては、そんなきつい試験だからこそ何年もかけるのではなく、1年間みっちりやってスパッと受かるべきだと考えています。

 

僕が受験して思った大切なことを以下に書いて行きます。

学科と製図はスタンスが違うため、まずは学科についてです。

 

00.資格学校か独学か

一級建築士を受けるにあたりまず考えることそれは、予備校に通うか独学で受かるかです。

一級建築士の予備校はいくつかありますが、大手に関しては高額の受験料が必要となります。

以下に、各資格学校の比較をしてみます。

(※あくまで僕個人の比較・感想です。)

 

・総合資格

業界最大手。受験者の半分以上がここに通っているそうです。

【コスト】:非常に高い。約90万円(学科+製図)(その他追加講座が多い)

【授業】:講師による直接授業

【宿題】:多い

【メリット】:

直接授業なので、授業後に質問等しやすい環境。

とにかく講師・スタッフが口うるさく勉強を進めるため、否応無しに勉強する気になる。また、スタッフの言われた通りのこと(宿題・復習)をやればまず学科は受かると思います。むしろ言われた通りのことを全てこなすのが大変です。。。

実際私はここで言われた通りに勉強復習をして1年で受かりました。

【デメリット】:

とにかく値段が高い。朝が早い、拘束時間が長い。

GWや直前の追加講座が多く、元々の受講料以上にお金がかかる。

S資格では2年コース(約120万円)というものがあり、私も受講していたが、1年目は数回しか行っておらず、正直1年コースでしっかりやれば十分合格可能です。

直接授業のため、先生の当たり外れは多い。

(法規・構造は他の曜日の講師の方がいいという噂を聞いて終盤は振り替えて受講していました。)

www.shikaku.co.jp

 

日建学院

業界No.2

【コスト】:高い。およそ80万〜 個人的にはsよりは、安い印象。

      通信や、安い講座もあるようです。。。

【授業】:DVD授業を教室でみんなで見るスタイルのようです。

【宿題】:不明。

【メリット】:

いろいろなコースがあるそうで、金銭的には助かることもあると思います。

通信でも通常の授業と同じ教材をもらえるそうです。

DVDによる授業のため講師の当たり外れはないのではと思います。

【デメリット】:

 DVDごしでの授業は、私は苦手とします。

またすぐには質問できる環境ではないようです。

 

ここの通信+独学という選択肢はあったかもしれません。。

www.ksknet.co.jp

 

・TAC

上位2社に次ぐ3番手。

最近後輩でも行っている人がちらほらいます。

【コスト】:比較的安い。学科+製図:50万

【授業】:ライブ授業、DVD授業両方あるそうです。

【宿題】:不明

【メリット】:

上二社と比較すると安い

1年目でダメだった人は二年目以降ここにいくという人をよく聞きます。

【デメリット】:

人数が少ないため情報等が不安になることも。。

www.tac-school.co.jp

 

私は正直ここまでの3社のどれか以外は、

どうにか教材を手に入れての独学をお勧めしますが、他にも

 

・コスモ建築塾

kenchiku-juku.81552.com

・合格物語

www.19get.com

というような予備校もあるそうです。

 

 

実際私が通っていて思うことは、

大手は教材、問題集、宿題などの最新の情報が圧倒的に多いということ、

特に、直前講習の問題は本試験においてなぜか、かなり似ている問題が出たりします。。。

 

あとは、最大手の予備校で模試の成績などで上位にいるということは、全受験生の中で合格に近いところにいるということのため、安心を買うことができるのが大きいと思いました。

 

資格学校をさらにうまく使う方法、選び方のひとつとしては、、、

・友人と一緒の校舎に行って情報交換や一緒に勉強を頑張る。

・家または職場に近い校舎にすることで移動時間を短縮する。

・直前時期に、自習室が使えるような大きな校舎にする。

などあります。今後その辺りも紹介できればと思います。

 

独学

【メリット】

お金を抑えることができる。

二次試験の製図に関しては正直、独自のルールなどがあり

予備校に通うことなくして合格することは不可能です。

そのため、学科を独学にすることで4,50万節約が可能です。

 

【デメリット】

圧倒的な情報不足。自分が受験生全体のどの位置にいるかがわかりにくい。

市販の教材では、予備校のものでもおそらく足りないし、正直わかりにくいと思います。

そこで、たとえば教材を先輩やネットで手に入れることができれば、独学という選択肢はありえない話ではないと思います。

また、通っている友人に情報収集するなどもおすすめです。

不安ならば、予備校によっては模擬試験や直前講習だけ取ることも可能だったと思います。

それらをうまく組み合わせることで最低限の出費で効率良く合格も可能だと思います。

 

 

予備校か独学かですが、私の感覚では

お金を払って、強制的に勉強する環境に身を置くか、

お金を抑えて、自分で強い意志を持って取り組むか。にまとめられると思います。

要は、自分の中の1年で合格するという強い意志だと思います。

 

長くなってしまいましたので今日はここまでとさせてください、

次回は学科勉強方法について詳しく書いていきたいと思います。

 

SU

 

 

1級建築士 過去問題集チャレンジ7 平成29年度版

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ラクラク突破の1級建築士スピード学習帳 2017年版

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一級建築士受験 合格者たちの勉強法

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